楽しいお食事の後の片付け、後始末は、みなさんどうしてますか? 漆器のお手入れは意外なほど簡単にできるので、ここでは簡単なお手入れ方法をご説明します。
<お手入れ方法>
1.お菓子皿や茶托の軽い汚れは、さっとぬ るま湯で洗えば十分です。お湯の温度は40度ぐらい、お風呂の温度と同じです。気持ち良く洗えて、良く落ちます。
2.油汚れには、食器用の中性洗剤をお使いになってもかまいません。洗剤を薄めて、布巾や柔らかなスポンジにつけ、優しく洗えばきれいに落ちます。
3.水切り後、乾ききらないうちに、布巾で手早く拭いて下さい。こうすれば、水滴の跡が残ることもありません。布巾は綿の柔らかなものが最適です。
4.一番厄介なのが、お弁当や飯椀などの御飯もののこびりつきです。こんな場合には、内側にお湯をはって10分程度置いておきましょう。
5.ご飯粒がお湯を吸って緩んできます。汚れが浮き上がってきたら、スポンジで軽く洗うだけで簡単に落ちます。
6.塗り物に指紋が付くのが心配ですか。石鹸できれいに洗った手で扱えば、ほとんど付くことはありません。
7.普段使いの汁椀などは、そのまま重ねて食器棚へ入れてかまいません。お客様用の器は、ティッシュなどを挟んだり、空き箱に入れてしまえば傷も付きにくく、より安心です。
8.年に一、二度使う大切な器は、柔らかい紙か布に包んで箱に納め、乾燥しすぎない所に保管してください。
以上ですが、特別難しいお手入れ方法ではありません。 せっかくお買い求めいただいた漆器です。大切に使っていただければ、とっても長持ちすると思います。
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